画像:プロセスエンジニア 画像:プロセスエンジニア

世界最先端の開発現場で
半導体の製造技術を
アップデートし続ける。

プロセスエンジニア

M.M

学生時代の夢を叶え、
世界を舞台にものづくり。

私は学生時代に燃料電池の新電極材料の製作とその物理的性質の評価・研究をおこなっていました。そんな大学生活の中で、実験と評価を繰り返してより良いものをつくる面白さや、自分が考えたとおりにものが形になっていくものづくりの中で感じる「ワクワク感」をこれからもずっと続けていきたいと考えるようになりました。大学院時代にはアメリカに留学し、研究に打ち込む毎日。そのときに世界の広さを痛感し、「将来は日本だけにとどまらず、世界を舞台にものづくりがしたい」と思うようになりました。就職活動の際にTELを知り、「ここなら世界一のものづくりができる!」と感じ、入社を決めました。

入社後は「Certas™」というガスケミカルエッチング装置の開発担当となりました。これは、ウェーハ上のシリコン酸化膜をナノメートル単位で削り取る工程を担う装置です。プロセスエンジニアとして、ガスの種類や量、装置内の温度や気圧といったさまざまな条件をどう制御すればより精密なウェーハの加工ができるのか、検証を重ねました。私は入社以来ずっと「チャンスがあれば海外で働いてみたい」と上司に伝えていたのですが、入社4年目にそのチャンスが巡ってきました。アメリカの大手半導体メーカーにTELの装置を導入することが決まり、そのプロジェクトメンバーとして声をかけていただいたのです。話が来たときは飛び上がるほど嬉しくて、即座にOKしました。きっと私の海外志向を上司が気に留めてくれていて、「挑戦させてみるか」と推薦してくれたのだと思います。

画像:作業風景
画像:作業風景

毎日の実験結果を翌日に報告。
すさまじいスピードで開発をおこなう。

画像:作業風景

現在はアメリカ西海岸に駐在し、現地のクライアントが導入したTELの半導体製造装置のパフォーマンスをより向上させるべく、クライアント先のクリーンルームで日々実験を重ねています。アメリカに来て何より驚いたのは、仕事を進めるスピードです。毎朝、私たちTELのエンジニアからクライアントに向けて前日の実験・評価結果の報告をおこない、その場で「もっとこうしてほしい」といったフィードバックをいただきます。その話を受けて当日の目標を決め、実験と検証をおこない、その日のうちに結果を資料にまとめ、翌日にまた報告しています。このPDCAサイクルの速さは、日本では経験したことがないレベル。赴任当初はこのスピードについていくのが大変でしたが、徐々にコツをつかみ、実験しながら結果を予想して考察を始められるようになりました。

この経験を経て、実験結果が出てから考え始めるのでは遅いのだと思い知りました。世界最先端の技術をもちエレクトロニクス産業を牽引するクライアントが相手なので、とにかく日々結果を出すこと、そしてアップデートをし続けることが求められるのです。実験・検証・報告を繰り返す多忙な日々ですが、毎日の実験で「この条件を変えたら性能がアップした」といった新しい発見に出合い、自分が予測したとおりの結果が出たときには、気持ちが昂ぶりとても嬉しくなります。そして、自分が出した結果がすぐにクライアントの製品づくりに役立っているのを目の当たりにすると、「グローバルで最先端のものづくりを動かしている一員なんだ」と誇らしい気持ちになります。

現在はアメリカ西海岸に駐在し、現地のクライアントが導入したTELの半導体製造装置のパフォーマンスをより向上させるべく、クライアント先のクリーンルームで日々実験を重ねています。アメリカに来て何より驚いたのは、仕事を進めるスピードです。毎朝、私たちTELのエンジニアからクライアントに向けて前日の実験・評価結果の報告をおこない、その場で「もっとこうしてほしい」といったフィードバックをいただきます。その話を受けて当日の目標を決め、実験と検証をおこない、その日のうちに結果を資料にまとめ、翌日にまた報告しています。このPDCAサイクルの速さは、日本では経験したことがないレベル。赴任当初はこのスピードについていくのが大変でしたが、徐々にコツをつかみ、実験しながら結果を予想して考察を始められるようになりました。

この経験を経て、実験結果が出てから考え始めるのでは遅いのだと思い知りました。世界最先端の技術をもちエレクトロニクス産業を牽引するクライアントが相手なので、とにかく日々結果を出すこと、そしてアップデートをし続けることが求められるのです。実験・検証・報告を繰り返す多忙な日々ですが、毎日の実験で「この条件を変えたら性能がアップした」といった新しい発見に出合い、自分が予測したとおりの結果が出たときには、気持ちが昂ぶりとても嬉しくなります。そして、自分が出した結果がすぐにクライアントの製品づくりに役立っているのを目の当たりにすると、「グローバルで最先端のものづくりを動かしている一員なんだ」と誇らしい気持ちになります。

画像:作業風景

挑戦と成長を楽しむ毎日を重ね、
全世界に通用するエンジニアへ。

現在私が所属するチームのメンバーは6人、そのうち4人がアメリカ人です。一人ひとりが担当分野を持ちつつも実験の途中で行き詰まったときは気軽に意見を交換し合う関係で、助け合いながら良いチームワークで仕事ができています。また、クライアントともコミュニケーションを取る中で「僕らとTELは一緒にすごい技術をつくっていくチームなんだよ」と常々言ってくださっていて、最先端技術を生み出すという使命のもと、厚い信頼関係を築けていると思います。休日にはクライアントとTELの社員が集まってバーベキューをすることも。そういう機会には楽しみながら親交を深めています。アメリカ西海岸での生活にもだいぶ慣れてきましたが、休みの日は仕事から離れてリフレッシュするようにしています。街から少し車を走らせると雄大な大自然が広がっているので、よくハイキングやスノーボードに出かけます。また、私の駐在先にはTELの同期が5〜6人いるので、彼らと一緒に食事をしたり遊びに行ったりすることも多いです。一緒に異国の地で頑張っている仲間がいることは大きな励みになります。

クライアントの案件に関わって7年になりますが、中堅エンジニアとして包括的にプロジェクトを任されることが増え、責任も大きくなってきています。クライアントの要求は多岐にわたり、想定外のリクエストも多く、必死に勉強しながら対応することもしばしば。それでも要求を一つクリアするたびに自信がつき、着実にエンジニアとしての成長を実感しています。今後も日々挑戦を続け、まずは今担当している案件で良い結果を残したいです。そして将来的には、試行錯誤しながら身につけた知識と経験を武器に、世界中どこに行っても堂々と活躍できるエンジニアになりたいですね。

画像:作業風景
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私のキャリアクロニクル

大学時代

研究の一環でアメリカへ。
鳥人間サークルに所属。

大学時代の研究室では、燃料電池の電極材料の開発に携わっていた。薄膜試料を自分で作成し、その物理特性(電子構造や電気特性等)の解析を担当した。研究の一環としてアメリカに足を運んだ経験があり、これが海外赴任に興味を持つきっかけになったと思う。また、鳥人間サークルに所属しており、滑空気の設計・制作を通じてものづくりの醍醐味を味わった。

2011

初めての海外出張中、
一人でお客さまに対応。

世界で仕事をしてみたいと入社時から手を挙げていたこともあり、配属されてから半年も経たずに海外出張を命ぜられた。もちろん先輩社員の同行であったが、その途中、自分一人でお客さまに対応しなければならない事態に。あたふたするばかりであったが、なんとか業務を遂行して、小さいながらも達成感を得た。

2014

初の海外勤務は刺激的で、
スキルアップを実感。

いよいよ海外勤務が実現。アメリカのお客さまのもとでTELの半導体製造装置を設置し、稼動開始後の運用を支援する任務であった。まったくゼロの状態からスタートし、すべてのプロセスを経験するプロセスは刺激的で、エンジニアとしてのスキルアップを実感。文化の違いを学べたことも良い経験となった。

2016

2度目の海外勤務では
自らプロジェクトを推進。

再び海外勤務へ。場所もお客さまも1度目と同じだが、TELのチームに組織変更があり、日本人は自分だけとなった。前回は主にエンジニアリング業務を担当したが、今回はチームマネジメントにも携わるようになり、責任が増している。プロジェクト全体を俯瞰する力が養われ、自分の成長につながっていると感じる。